母のちから(キャディ物語)

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おーい佐々木くん。悪いけど・・・・K崎さん送ってってくんねーか?今日みんな出払ってて人がいないんだわ」 「はぁ・・・・・」 (まあ・・・普段ゴルフ場にはお世話になってるし断れねーや・・・) 「K崎さんってあの・・・・なんだかくらーぃ人っすよね?」 「ああ、ほんとに参るよ。仕事もロクに出来ないのに、保育園まで行って送迎だもんな・・・・。何様だよ! 」 「ああ、そうですよね。いつもクレームも多いみたいで・・・・」 「もう車ぶっとばしても良いからさ。俺も怖くて二度と乗るのが嫌ってくらい飛ばしてるんだよ(笑)そーすりゃ・・・辞めてくれてこんな面倒な仕事しなくて済むだろ?」 「ああ・・・・そうですね。んじゃちょっと僕のドライブテクでも試してみましょーか?」 「おう頼むわ!(笑)」 そしてK崎智子は仕事を終えてやって来た。
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