2.作戦

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「君は鈍感ですね。押して駄目なら引いてみろ…です。」 「はぃ…?」 更に顔が近づいたかと思うと、身体がすっぽりと成嶋さんの腕に捕らえられ、抱きしめられていた。 「!?な、成嶋さ…?」 「好きだと言っているんです。」 「だ…誰が…///」 俺が言うと成嶋さんの腕の力が緩んだかと思えば、唇が重なり、口内に舌が入り込む。 「んっ!!?///」 頭がクラクラする… 「成、嶋さっ…はぁ///」 息が苦しくて成嶋さんの胸板を叩くと、ゆっくりと唇が離れた。 「解りましたか?僕が好きなのは…君ですよ、砂村。」 「!?///」 自分でも顔が赤いのが解る。 「答えは?」 成嶋さんがまた同じ視線で聞いてきた。とりあえず…近い!!もう自分でも解っていた。この激しい鼓動がその答え… 「俺も…好き、です//」 「ふふ、僕の作戦勝ちですね。(笑)」 おまけ 「そういえば成嶋さん、イギリスに何しに行ってたんですか?」 「あぁ、荷物をまとめて来ました。」 「荷物ですか…?」 「えぇ、日本に永住しようと思ったので。」 end
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