5.デートと夜勤

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「あ、成嶋さん!!これかっこよくないですか!?」 俺はある服屋を見つけて、店の表に出ているグレーのジャケットを手に取った。 「いいですね。でも君には落ち着きすぎてて合わないんじゃないですか?」 「む、解ってますよそれは!成嶋さんに…似合うかなとおもったんですっ。//」 俺は頬を膨らませて横目で成嶋さんを見た。 「…かわいい」 そう言って成嶋さんはふわっと笑って俺の頭を撫でた。 「っ///どーせハルには負けますけどね!!」 成嶋さんの笑顔にドキドキしながら視線をそらすと、 「…今日は君の勝ちですよ」 ちゅ 「!!///」 成嶋さんのセクシーな声が耳元で聞こえたと思ったら頬に暖かい感触。賑やかな街の音も俺の脳には届かず、煩く跳ねる心臓の音だけが頭の中を支配した。
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