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「あ、成嶋さん!!これかっこよくないですか!?」
俺はある服屋を見つけて、店の表に出ているグレーのジャケットを手に取った。
「いいですね。でも君には落ち着きすぎてて合わないんじゃないですか?」
「む、解ってますよそれは!成嶋さんに…似合うかなとおもったんですっ。//」
俺は頬を膨らませて横目で成嶋さんを見た。
「…かわいい」
そう言って成嶋さんはふわっと笑って俺の頭を撫でた。
「っ///どーせハルには負けますけどね!!」
成嶋さんの笑顔にドキドキしながら視線をそらすと、
「…今日は君の勝ちですよ」
ちゅ
「!!///」
成嶋さんのセクシーな声が耳元で聞こえたと思ったら頬に暖かい感触。賑やかな街の音も俺の脳には届かず、煩く跳ねる心臓の音だけが頭の中を支配した。
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