23人が本棚に入れています
本棚に追加
広瀬さんは携帯を取り出しメールを打ちだす…。
『あぁ、メールかよ。いきなり手叩いたから何かと思うじゃん。』
メールを打ち終え、鞄に携帯を戻しニコニコとしている。
何か嬉しい事でも有ったのかと思ってると、三人の携帯が鳴った。
携帯を開くとeメールで広瀬と明記されている。
見て見ると、別荘が有るらしく其所に皆で行こうと単語、単語で書いて有る。
(メールまで単語なのか…。)
『て、目の前にいるんだから喋ろうよ…。』
『広瀬!コレは本気!本気と書いてマジだぜ?』
ウンウンと頷く。
『別荘は何処に有るの?』
フルフルと首を振る。
『場所は知らないんだね。』
ウンウン。
『でも、勝手に決めちゃって大丈夫なの?』
ウンウン。
また携帯を取り出してメールを打ちだす。
打ち終えたが、今度はいくら待っても、僕等の携帯は鳴らない。
すると、広瀬さんの携帯が鳴り、画面を覗き込む広瀬さん。
読み終えたのか画面を僕等の方に向けて見せてくれた。
画面には、絵文字一杯の文章で、別荘の件了承致しました。と書かれていた。名前の欄を
見ると宮家と書いて有る。
やるな、宮家さん…。
最初のコメントを投稿しよう!