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『私、両親に相談しないといけないわ。』
『俺は全然OKだ!』
『僕も一応親に話さないといけない。』
橘さんと僕は、携帯で家に連絡を入れる事にした。
橘さんは直ぐに、繋がったらしく旅行の事を説明している。
僕はというとコールは鳴るが誰も出ない。
『そういえば、父さん寝るって言ってたな…。』
諦めて電話を切る。
『僕は夜にでも話してみるよ。』
皆に言い携帯をしまう。
『庵は、何で言わなくて良いの?』
『え?あれ?言って無かったっけ?俺一人暮らししてるんだ。俺の両親田舎暮らしだから
よ。』
『初めて聞いたよ!じゃあ、休みの時くらい実家帰らないで良いの?』
『良い、帰ってもする事ないしな!』
庵は一人暮らししていたのか…。
『やっぱ、夏はバカンス!俺のハートが熱く燃えるぜッ!』
庵は一人で興奮している様だ。
広瀬さんはポテトフライを食べ終わり、僕のシェイキを見ている。
『シェイキ飲む?買って来るよ。』
ウンウン
注文カウンタに行き、シェイキを注文する。
この1ヶ月で、広瀬さんはすっかり僕達の仲間になっている。僕も世話の掛かる妹が出来
たみたいで、少し嬉しかった。
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