第一章 海への誘い

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シェイキを買い、戻って来る。 『お待たせ、広瀬さんに橘さん。』 そう言い二人にシェイキを渡した。 『え?私の分も買ってくれたの?お金払わなきゃ!』 慌てて鞄を探りだす。 『良いよ、僕のおごり。』 『駄目よ、ちゃんと払わないと。』 そのやり取りを見て、庵が笑って言う。 『橘、頭堅すぎ!もっと気楽に考えろよ!ミブッちがおごるって言ってんだから…。』 ウンウンと僕と広瀬さんが頷いた。 『じゃあ…。戴きます。』 でも、皆で旅行行ったら楽しいだろうな。 『そういやさ、二人共どんな水着買ったんだ?』 庵が聞く 『私はセパレートタイプのパレオ付きで、広瀬さんがワンピースね。』 『何か分かんねーけど女の水着って色々あるけど男はあんまねーよな。』 『あ、広瀬さん、そろそろ行かないと宮家さんが心配するといけないわ。』 ウンウン 『じゃあ、私達は行くわね。水部君。』 『うん、またね!』 橘さんと広瀬さんは、帰って行った。 『んじゃ、支度品でも買いに行くか?』 『分かった。』 僕と庵は色々買い込み 『んじゃ、また電話するわ!』 『うん、僕も後で掛けるよ!』 庵と別れ家路に着いた。
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