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ユニス「あっ話がそれてしまいましたね。それで、今日を含めて残り3日しかないのです。これを逃すと1ヶ月待つことになりますので……」
アレン「大丈夫です。例え、過ぎてしまっても僕の左目はAKUMAを見抜く力があります。そのAKUMAを見つけます」
ユニス「はぁ……」
リナリー「それじゃ、夜になるまで待機ってことね」
深夜一時頃
宿屋で人狼を待つことにしたが、夜になっても、人狼は現れず、こんな時間になる。
アレン「…来ませんね」
リナリー「ええ」
ユニス「神出鬼没ですから、いつ現れるか予測でき……」
ドゴーン‼
バンッ‼バンッ‼
リナリー「なっ何⁉」
リナリーが窓を開けると村人達が走っていた。
「奴が来たぞー‼‼」
「女と子供を隠せ‼」
「男は銃を持て‼」
ユニス「どうやら、現れたみたいですね……」
アレン「リナリー❗行こう❗」
リナリー「うん❗」
2人は宿屋を飛び出した。
2人が銃声のした場所に向かうと多くの村人がいた。村人達は一件の家の屋根を凝視していた。
家の屋根に、巨大な狼が座っていた。
その口に1人の老人をくわえていた。
「ボムじいさん‼」
村人の誰かが叫んだ。
狼はブン、と老人を上に投げ、そして
バキィン‼
噛みちぎる。
「よくも……ボムじいさんを……❗」
村人達が銃を構え、発砲する。
だが、当たっても狼には傷一つつかない。
?「グオオォォ‼」
狼が吠える。
「クソっ。バケモノめ‼」
狼が村人目掛け、襲いかかる。
「ぐわああっ‼」
着地した衝撃で村人が吹き飛ぶ。
狼は鼻をピクピクと動かすと1人の男に向かう。
アレン「止めろ‼」
アレンが狼の前に立ちふさがる。
狼はアレンを見る。
?「グルル……」
アレン「イノセンス発動❗」
アレンの右腕が巨大な鉤爪の様な手になる。
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