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?「グオオォォ‼」
アレン「ハアアアッ❗」
人狼は右手をアレン目掛け振り下ろす。だが、アレンは右手で耐え抜く。
アレン「グッ……❗(なんて力だ……。このままじゃ押し潰される‼)」
じりじりと力を加えてく人狼。
リナリー「アレンくん❗」
リナリーが『黒い靴』発動させ、アレンを助ける為、人狼に向かう。
?「❗」
人狼がリナリーに気付く。
ガシッ❗
アレン「へっ?ちょっ待っ……」
人狼がアレンの右手を掴み持ち上げると、
ブンっ
アレン「うわあああぁぁぁ………‼」
思い切り、リナリー目掛け、アレンをブン投げた。
リナリー「え?アレンくん❗キャアっ❗」
ドン❗
豪速球の如く飛ばされたアレンがリナリーにぶつかり、そのまま家に衝突する。
アレン「イタタタ……。すみません、リナリー、大丈夫ですか?」
リナリー「う、うん。……大丈夫……」
「リチャード❗」
2人が振り向くと人狼は、男をくわえていた。
アレン「❗」
キュイイン。
アレンの左目が反応する。
アレン(な、何だこれは⁉)
アレンは驚愕した。
人狼は男をくわえたまま、屋根に飛び乗り、そのままつたって、逃走する。
「逃げたぞ❗追え❗」
村人達が人狼を追い始める。
ユニス「アレンさん、リナリーさん❗ご無事ですかっ⁉」ユニスが遅れて来る。
リナリー「はい。何とか……」
?「おい、あんたら……」
村人の1人がこっちに来る。
?「あんたら、一体何だ⁉何しにきた?」
ユニス「私達は黒の教団の者です。この村に人狼が出るという噂を聞き、調査に来たのです」
?「黒の教団?まさかあんたら、あのバケモノを倒しに来たのか?それは礼を言う。俺はこの村の村長のジャックだ」
男はそう言う。
リナリー「そうだ、早く追わないと……」
ジャック「もう遅い。奴は逃げたら、追いつけない。何度も追った俺が言うのだから本当だ」
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