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ルナが呼び声を上げると魔導式ボディに上から何かが入る。そして、額に黒い星が現れ、『Anjelica』と刻まれていた。
?「ル……ナ……」
魔導式ボディがギギギと動き、口からアンジェリカの声が出る。
ルナ「アンジェリカ……」
ルナは嬉しそうに微笑む。
アンジェリカ「なんて事を……」
ルナ「え?」
アンジェリカ「よくも私をAKUMAにしたわね‼捕まった‼もう逃げられない‼」
アンジェリカが怒鳴る。
ルナ「え?アンジェリカ?」
?「さて、アンジェリカちゃン❤命令です、この娘を殺して被りなさイ❤」
その人物はそう言うとアンジェリカが襲いかかる。
アンジェリカ「ヴヴヴ……アアア……」
ドン‼
ルナ「かは……‼」
アンジェリカの腕がルナの腹部刺さる。
アンジェリカ「何故、強く生きてくれなかったの……ルナ……」
ルナ「あ……う……」
腕がどんどん深く刺されていく。
ルナ(アンジェリカ……あたしは……ただ、一緒に生きたいだけだったのに……)
消え入りそうな意識の中ルナはそう思った。その時、
ドクン❗
ルナ「❗(何コレ⁉体が熱い❗死ぬの……あたしは……)」
ドクン❗ドクン❗
ルナ(嫌だ……死にたくない……生きたい❗)
ルナ「あぁあ…ああああ‼」
アンジェリカ「❗」
ガシッとアンジェリカの腕を掴む。そして、思いっ切り、彼女を殴り飛ばした。そのまま、壁まで破壊し外へ飛び出す。
ルナ「ウガァァァ‼」
貫かれた腹部が徐々に治り、次の瞬間にはルナの容姿に変化が起こる。
全身に白銀の毛皮の5m位の狼になる。だが、完全な狼ではなく腕が人のものである。俗に言う人狼。狼人間である。
ルナ「アオーン❗」
吠えるとアンジェリカが飛び出した場所に向かい、そこで倒れた彼女に腕を振り上げ、叩きつける。
ドゴン‼
鈍いを音が教会内を響く。
アンジェリカ「グッ……ルナ……」
アンジェリカは体の半分を破壊されていた。
ルナ「ガルルル……アン、ジェリカ……(何なの……これ、あたしに何が⁉止めて、このままじゃ、アンジェリカが❗)」
彼女の意思と無関係で体が勝手に動く。
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