68人が本棚に入れています
本棚に追加
/222ページ
しばらくすると注文したメニューが運ばれて来た。
真衣子も私もランチのパスタ。
真衣子は、元気よく
「頂きまぁす。」
まるで、小学生の給食の時間に言う様なかんじで言った。
真衣子の時々出る子供っぽさは、可愛い時とそうで無い時があるが、今回のは可愛い感じがして微笑ましかった。
メニューは永井(弟)が運んで来てくれて
「どうぞ。」
と言う時の笑顔に少しドキッとしてしまった。
私は、多分この人を意識しはじめているのだろう…
でも、真衣子の好きな人だし…。
私は、多分この日だけの気持であろうと思い込もうとした。
そうすれば、万事上手く行く…
真衣子とゴチャゴチャしたくない。
真衣子は私の気などそ知らぬ顔で、パスタをほうばっていた。
最初のコメントを投稿しよう!