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ランチの最後に二人ともコーヒーを頼んでいたので、ゆっくりと食後のコーヒーを飲んでいると真衣子が急に
「いいよ。別に…」
と、言い出した。
私は一瞬ドキッとしたが、平静を装い
「何が?!」
まるで何も分からないと言った感じで返した。
真衣子は私の顔を見るとニャリと片方の口角を上げて
「何年付き合ってると思ってるのさ?!」
などと言い出した。
私は、ビクリとしたがココで話すコトも出来ず
「…えっ?
いやぁ、ココのパスタ旨いねぇ~。」
もう、話を反らす事に必死になった。
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