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妙の見本通りに深呼吸をし、神楽は心の準備を整えた。
「じゃあ…そろそろ行くアル…」
「え…ええ。…なんかもう疲れてない?大丈夫?」
「大丈夫アル…必ず成功させるネ…!!」
…と言いつつ神楽は不安でいっぱいだった。
“彼氏”になったあいつにどう接すればいいのか分からなくて…。
いったいどんな話をしていいのかも分からい…。
心配事だらけだった。
「神楽ちゃん、ファイト!!」
「おうアル!!」
神楽はガッツポーズを見せつけた。
…全然ガッツなんかないけど。
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