~恋は加速、そして愛する~

2/2
前へ
/9ページ
次へ
君は泣いていた。 悲しくてじゃなかった。 嬉しくて泣いていたんだね。 僕も泣きそうだった。 少しの驚きと 大きな喜びで…。 僕が感じていた事を 君は素直に打ち明けてくれた。 君が隠していたのは 君の正体だったんだね。 まさか ヴァンパイアがいるなんて…。 小説の中だけだと思っていたけど… だけど 浪漫があっていいじゃないか。 僕はそういう話は大好きさ。 それに君の正体が ヴァンパイアだと知っても やはり君の事が好きだ。 愛してる。 君には変わりないんだから。 僕は君を抱き締めた。 君を好きになって 君を愛して 本当によかったと思っている。 例えヴァンパイアだろうと 関係ない。 この先何があろうと 乗り越えて行ける。 後悔なんてしないよ。 だから安心して。 それに 君の心も聞けたから…。 今まで生きてきて これほど幸せな時間はなかった。 君と過ごす幸せな時間が これからもずっと ずっと 続きますように…。 君を愛しているよ。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加