俺と天然メイドさん

夏祭り

次の日

「なんでこんな事しなくちゃいけないんだよ…」

千がデートは待ち合わせからするもんだと言って、家が一緒なのに夏祭りの開催する神社集合になった。

「お待たせケンちゃん」

おっ!?
これはマイハニーの声!?

「おっせ、千////」

千はやはり案の定浴衣。
しかも黒だけというシンプルな浴衣。
そして露出が高めで胸が見える。
…やはりノーブラ…

「え、Ｈな目で見ないでよ////」

「千」

「な、何？」

「ありがとうな
俺があげた星のネックレスまだ持っていてくれて」

千の首もとには俺が始めて千に会った日にあげたネックレスが捲かれてあった。

「だ、だって…ケンちゃんからもらった誕生日プレゼントだもん当たり前だよ…
そ、それに…」

「それに？」

「私が始めてケンちゃんに…高村健太に会った日の事思い出しちゃって」

「それがネックレスをもらった日だもんな…」

千は若干目が変わる。
それは違うと否定するかの様な目。

「ネックレスをもらったあの日は私と高村健太の再会の日…
出会いはもっと…もっと前だよ…」

「……お願いだ千
俺にその話してくれないか？
俺覚えていなくて…」

何回も千や千の父親からはすでに会った事あるみたいな話を聞いたけど本当にこれだけは…