銀髪の殺人鬼

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「でも2人が早く学校に来ると賑やかに感じるな」 俺と武夫の間に雪沢さんが入り込んで来る。 今日の彼女は機嫌が良さそうにニコニコした笑顔である。 いつもニコニコした顔には裏のある千と違い、やはり可愛い。 「ゆ、雪沢さん!?」 「あっ… ブレザーネクタイがズレてるよ」 彼女は俺の顔の下約15センチしたまで持って来てネクタイをきちんと整える。 「身だしなみは良くしないとね高村君♪」 「そ、そうだね」 ヤバい! 鼻血がゆっくりと垂れてきた。 「健太鼻血出てるぞ!」 武夫が大騒ぎすると雪沢さんがポケットからポケットティッシュを取り出し、1枚俺に渡した。 「ありがとう雪沢さん」 俺は大急ぎでティッシュを鼻に詰めた。 なんともみっともない……。 これじゃあこないだ連載が終わった漫画の真田君じゃないか! 「暑い時期だから鼻血くらい珍しくないよ高村君」 鼻血は君のせいですよ雪沢さん!
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