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メールの宛先は白野雅(忘れたって人は『主人LOVE少女』参照)からだった。
だが明らかに雅からのメールではなかった。
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題名 No-title
平手千と平手千の誓約書を俺の元へ渡せ。
さもなくばこの娘の命はない。
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しかも写メが送付されてあり、そこには口にガムテープが貼ってあり、手首と足首が縛られている雅の姿が写っていた。
「な、なんだよこれ!?」
教室中の奴らが俺に視線を送る。
しかも立て続けに雅…いや雅のケータイを使った誰かからメールが届いた。
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題名 No-title
期限は3時間以内。
もし来なかった場合はこの娘を殺す。
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「な、なんだよ…この脅迫!?」
ケータイを持つ右手が震えていた。
「ケンちゃーん」
すると千から俺を呼ぶ声がした。
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