狩猟民族「日本人」

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「道具と違いはあるまい。いささか人間の都合にしか合わせてくれない道具ではあるが」  茉莉はトレイを受け取りながら席に向かって歩いていく。 「俺は認めん」  茉莉の後ろ姿に声を投げる。  店の外が見えるカウンター席に着くと机の上にトレイを置いた。
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