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「驚いただろ?証、お前はこの世界で何かしらの特別な力が使えるんだ。だから能力が何なのか調べてこい」
急に話が変わった!
戸惑う僕を尻目にツカサさんは何かを紙に書いて
僕に渡す
「この紙を持って鑑定士の所へ行け。1人じゃわからないだろうから広場でマモルって奴を探してついてって貰え」
そう言うとツカサさんは部屋から出て行った
……
一人残された僕
取り敢えず村の広場に行くことに
「わぁぁ!」
「すげぇ!」
広場からは子供達の歓声が上がっている
「すげぇだろ!もっと激しくなるぜ」
大道芸人さんかな?
僕と同じ位の男の子がパフォーマンスをしている
「見てろよ!」
少年が両手を広げる
ヴオン…
ヴオン…
「なっ!どういうこと…」
少年とまったく同じ顔、同じ背、同じ服の人間が2人増えている!
増えた2人が1人を上に打ち上げた!
打ち上げられた少年はクルクルと回転しながら
何人にも増え、手をつないでいく
パシッ!
1番端につながっていた少年が家の屋根をつかむ
そのまま片手だけの力で何人もの少年を引き寄せ
屋根の上にのる
「すげぇだろ?」
少年のパフォーマンスを見ていた子供達は盛大な拍手を送る
「凄いな、あの人」
僕も思わず拍手をする
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