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屋根から降りて来た少年は子供達に囲まれ
一緒に遊び始めた
小さい頃から外で遊んだことがない僕はそこに交ざりたいと思ったが
マモルさんを探す方を優先することにした
広場で遊んでいる小さな子供を呼び止めて
マモルさんについて聞いてみた
「マモルさんって知ってる?」
そばかすがある男の子は広場の真ん中を指差す
「もちろん知ってるよ!ほら、あれがマモル兄ちゃん!」
指が差さす先にはパフォーマンスをしていた少年がいる
直ぐに見つかったな…
説明もなくマモルを探せ、とツカサさんが言った意味が分かるな
「マモル兄ちゃーん!何か呼んでるよー!」
男の子が呼ぶと
マモルは周りにいた子供を帰らせて証の前に来た
「よぉ!俺のこと探してるみたいだけど君みたいな女の子が何の用?」
まただよ…
髪型変えよう
「僕は男ですよ。」
若干ムッとしながら少年を見る
「そうなの?ごめん! で、何の用?」
僕はこの世界についてほとんど説明されないまま
ツカサさんからマモルさんを紹介されたことを話した
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