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トントン
「大丈夫かい？」
ん…
トントン
「大丈夫かい？」
「わっ！」
僕は目覚めた
「うわ！」
「驚かせちゃってごめんなさい。寝ていただけです」
僕は起こしてくれたおじさんに謝った
「いやいや、野たれ死にしてるのかと思ってね。旅の人かい？」
野たれ死に…
「旅というか…。すいません、この辺りは何という土地なんですか？」
「この辺りはセグニア平野と呼ばれてるよ。知らないのかい？」
「えぇ。突然目が覚めたらこの場所にいたので」
「あぁ、君は夢人なのか。この世界は君のいた世界とは違う所だからね」
また夢人…
違う世界？
「どういうことですか？」
「君はまだ夢の中の出来事だと思っているんじゃないかい？ここは君達の住む世界とは違う世界‘現ノ宮’。君達が住む世界は‘夢災ノ宮’と呼ばれてる」
うつつのみや…
むさいのみや…
「夢じゃない？この場所が？」
僕は信じられない、というように地面を叩く
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