愛玩人形-アイガンニンギョウ-

7/11

89人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
「ん、紅蓮さんが聞きたいなら……」 唇を撫でられ、小さく声を上げる。 「良い子だね、零汰」 「んんっ」 優しく頭を撫で、頬に触れる程度のキスを降らす。 零汰はくすぐったそうに身体をよじった。 「クスッ、可愛いよ」 「ひゃっ、あぁん!」 また指を動かす。 再び襲ってきた快感に零汰の身体が弓なりにのけ反り、唇から甘い声が漏れる。 「ほら、もう固くなって‥‥こんな音もするようになったしね」 零汰の反応を楽しむように良い、指だけでなく手も上下に動かす。 「あっ、やっ……」 グチュグチュと粘着質な音が零汰の耳にも届き、顔を赤らめる。 「今更、恥ずかしがる必要は無いだろう?」 「んひゃあっ!!」 先端を擦り上げ、爪を立てて刺激する。 零汰の唇から悲鳴に近い喘ぎ声が上がり、ビクンと身体が跳ねる。 「そんな声を出して、零汰には刺激が強すぎたかな?」 ぐりぐりと、さっきより爪を立てる。 「んあぁっ!ぐれっ、さぁ‥‥あぁっ」 また零汰の口から悲鳴に近い喘ぎ声が上がった。 「こんなに張り詰めて……そんなにイキたいのか?」 「あんっ、イキた、いれすっ」 上手く呂律が回らない口で紅蓮に訴える。 「クスッ、イキたいの?」 零汰の言葉を聞いて、もう一度問い掛ける。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

89人が本棚に入れています
本棚に追加