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「ん、紅蓮さんが聞きたいなら……」
唇を撫でられ、小さく声を上げる。
「良い子だね、零汰」
「んんっ」
優しく頭を撫で、頬に触れる程度のキスを降らす。
零汰はくすぐったそうに身体をよじった。
「クスッ、可愛いよ」
「ひゃっ、あぁん!」
また指を動かす。
再び襲ってきた快感に零汰の身体が弓なりにのけ反り、唇から甘い声が漏れる。
「ほら、もう固くなって‥‥こんな音もするようになったしね」
零汰の反応を楽しむように良い、指だけでなく手も上下に動かす。
「あっ、やっ……」
グチュグチュと粘着質な音が零汰の耳にも届き、顔を赤らめる。
「今更、恥ずかしがる必要は無いだろう?」
「んひゃあっ!!」
先端を擦り上げ、爪を立てて刺激する。
零汰の唇から悲鳴に近い喘ぎ声が上がり、ビクンと身体が跳ねる。
「そんな声を出して、零汰には刺激が強すぎたかな?」
ぐりぐりと、さっきより爪を立てる。
「んあぁっ!ぐれっ、さぁ‥‥あぁっ」
また零汰の口から悲鳴に近い喘ぎ声が上がった。
「こんなに張り詰めて……そんなにイキたいのか?」
「あんっ、イキた、いれすっ」
上手く呂律が回らない口で紅蓮に訴える。
「クスッ、イキたいの?」
零汰の言葉を聞いて、もう一度問い掛ける。
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