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「そんなに強張るな。力を抜け」
ゆっくりと指で優しく解していく。
「ひゃあんっ!」
紅蓮の指があるしこりを掠めた途端、零汰はいっそう高い喘ぎ声を漏らす。
「ここか?」
「んあっ、やっ……ひゃあ」
しこりの近くをゆるゆると刺激すると、物足りなさそうに腰を揺らす。
「そんなに腰を揺らして、物足りないのかい?」
「足り、ないっ」
腰を揺らしながら紅蓮に訴える。
「こうかい?」
「んひゃぁああ!」
グッとしこりを押し潰すと零汰の身体が弓なりに仰け反る。
「はっ、はっ、はあっ‥‥はぁ」
微かに身体を震わせ、荒い呼吸を繰り返す。
「おやおや、軽く刺激しただけで空イキとはね」
零汰は、2回目の絶頂で疲れたのか先程よりグッタリしている。
「体質もあるから、最初は前立腺でイクとは思ってなかったがまさか1回でイってしまったか」
やれやれ、と呆れたように言うと指を引き抜く。
指は腸液で濡れ、月明かりを浴びヌラヌラと光っていた。
それを見て更に指を増やし、また入れる。
先程のせいで本数が増えたのにも関わらず指をすんなりと飲み込んだ。
「っ!!」
すんなり飲み込んだと言ってもまだ少し圧迫感があるのか息を詰まらせる。
「まだ少しキツいな」
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