スキだカラ。

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後ろのほうで、 友達と机に座って、 すっごくおいしそうに スコーンを頬張ってる ではないか。 …あんたもかい! 心の中で、 軽く突っ込む。 アイツは、 あたしが睨んでるのに 気付いてニヤッとした。 スコーンを持った手を ちょっと挙げて言う。 「いやあ、上手いょこれ! お前とは大違いだょな~」 だって。 「うるせ~!そのスコーンこそ、あんたには勿体ないよ!」 いつもの調子で 言い換えした。 ケド、 どうしてだろう… ちょっと心の奥が チクチクして イヤな感じ……。
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