スキだカラ。

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「ね、あなたもいかが?」 ユリカが差し出して くれたスコーンを、 あたしも一口 たべてみる。 …何これ!? 確かにすっごく 美味しい! 感動していると、 ユリカがあたしの 耳もとでポツリと ささやいた。 「ねぇ、お付き合いしてる方、いるんですか?」 「う-ん、まあ。サル見たいなやつだケド、一応人間。」 冗談ぽく言うと、 ユリカはひとつため息を ついた。 目をふせると、 長いまつ毛が ますます目立つ。 「うらやましたなあ。実は……あたし、一目惚しちゃったみたいなんです。」 「え~!誰誰?」 ユリカは そっと後ろの方を向く。 真っ赤になった ユリカの視線には………。
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