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気がつくと亜弥は暗闇に包まれた世界にいた。
前を見ても後ろを見てもなにも見えない。
…まるで目を開いていないかのような漆黒の世界だった。
その時亜弥の足に何かが当たった。
手に取ってみると、どうやらランプのようだ。
火が付いていないため、付けようと何かないかポケットを探った。
すると服の内ポケットの中からマッチが出てきた。
「なんでマッチが?でもとりあえず助かった。」
真っ暗のため、悪戦苦闘しながらなんとかランプを付ける事が出来た。
自分の周りだけが照らされる…板張りの床はところどころ腐っていた。
「ここは…どこなんだろう…。」
亜弥はここに来る前の事を思い出そうとした。
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