~第3章~

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二人は学校を出て歩き始めた。 「魔法ですぐ行けないの?」 亜弥は気になって聞くと、修司は笑顔で答えた。 「行けるけど、亜弥が道を覚えられるようにと思ってさ」 亜弥は嬉しくなり笑顔でお礼を言った。 「修司…ありがと」 (亜弥は可愛過ぎだよ) 修司はそう思い、慌てて話をそらした。 「ほら、街が見えてきたよ」 亜弥が前を見ると、城壁に囲まれた街があった。 「どうして城壁なんてあるの?」 亜弥が不思議に思い質問した。 「魔物から街を守るためだよ」 修司はそう答えて、説明を続けた。 「魔物にはいろいろあるんだ。 姿形はもちろん強さもいろいろある。 ランクはD~SSSで、Dランクの魔物は子供でも楽に倒せる。 Bランクは学生レベルかな」
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