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二人は学校を出て歩き始めた。
「魔法ですぐ行けないの?」
亜弥は気になって聞くと、修司は笑顔で答えた。
「行けるけど、亜弥が道を覚えられるようにと思ってさ」
亜弥は嬉しくなり笑顔でお礼を言った。
「修司…ありがと」
(亜弥は可愛過ぎだよ)
修司はそう思い、慌てて話をそらした。
「ほら、街が見えてきたよ」
亜弥が前を見ると、城壁に囲まれた街があった。
「どうして城壁なんてあるの?」
亜弥が不思議に思い質問した。
「魔物から街を守るためだよ」
修司はそう答えて、説明を続けた。
「魔物にはいろいろあるんだ。
姿形はもちろん強さもいろいろある。
ランクはD~SSSで、Dランクの魔物は子供でも楽に倒せる。
Bランクは学生レベルかな」
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