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修司が説明をし終えたと同時に城壁の門の前に着いた。
門の側には門番が一人立っていた。
全身を鎧で包み、鎧の隙間からは見事な筋肉が見えている。
目付きは厳しく、まるで敵を見るようだ。
(この人達…恐い)
亜弥がそう思った時、修司は口を開いた
「やっほ~」
(おいっ!)
亜弥はその軽さに思わず心の中で突っ込みを入れた。
修司の言葉を聞いた門番はさらに顔を険しくし、怒ったように言った。
「貴様ぁ…いつの間にそんな可愛い彼女を作ったんだぁ!!」
(可愛い…?)
…どうやら亜弥はかなりの鈍感のようだ。
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