~第3章~

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修司はそう言うと右手を門に付け、何かを呟いた。 ゴゴゴ… 大きな音をたてながら門は人が一人通れるほどの幅だけ開いた。 「さぁ入ろう」 修司は門が止まってからそう言った。 亜弥が門を通り抜けると、目の前にはたくさんの人、大きな店、露店があった。 (すごい…) 亜弥は思わず見とれてしまった。 「置いてくぞ~」 ふと見ると、修司は少し先で待っていた。 亜弥は慌てて追いかける。 亜弥が追い付いた時修司は亜弥の手を握った。 「はぐれちゃうから」 修司は顔を赤くしながらそう言った。
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