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修司はそう言うと右手を門に付け、何かを呟いた。
ゴゴゴ…
大きな音をたてながら門は人が一人通れるほどの幅だけ開いた。
「さぁ入ろう」
修司は門が止まってからそう言った。
亜弥が門を通り抜けると、目の前にはたくさんの人、大きな店、露店があった。
(すごい…)
亜弥は思わず見とれてしまった。
「置いてくぞ~」
ふと見ると、修司は少し先で待っていた。
亜弥は慌てて追いかける。
亜弥が追い付いた時修司は亜弥の手を握った。
「はぐれちゃうから」
修司は顔を赤くしながらそう言った。
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