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ベシッ
マスターがそう言うと修司がマスターの頭をはたいた。
「いきなり出来るわけないだろ!ちゃんと魔力の流し方から教えろよ」
修司は怒ったように言った。
「お前のほうが教えるの上手いだろ!なんで自分で教えないんだ」
マスターが言い返した。
(マスターの言うとおりだ…てか修司の方が教えるの上手いんだ…)
「んなのめんどくさいからに決まってんだろ!」
修司は当然とでも言わんばかりの表情だ。
(…まぁそうだろうと思ったけどさ…このケンカはマスターが勝つだろうな…)
亜弥はそう思いながらマスターのほうを見た。
「それを言われたらお終いだ…」
マスターは悔しそうな顔でそう言った。
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