~第4章~

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(ありがとう…) 亜弥は修司の言葉を聞き、照れくささかったのか口には出さず、心の中で呟いた。 「じゃあ学園長室に行こうか」 修司はそう言うと歩き出した。 …十分後 「まだ着かないの?」 亜弥は少し怒りながら言った。 「ははっ…まだ倍近くあるよ」 修司の言葉を聞き、亜弥はため息をついた。 (どんだけ広い学校なのよ…) ………30分後 「着いたよ…あれ?」 学園長室の前に着いた修司は、反応が無いので、振り向いた。 「………見なかった事にしよう」 亜弥はストレス解消にたまたま近くを歩いていた健次を殴ったらしく、健次が地面にめり込んでいた…足首から上全てが。
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