~第2章~

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「俺はこの学校の生徒だ」 男はそう答えた。 「生徒?ということはここは学校なの?」 亜弥がそう聞くと、 「そうだ…怪我はないか?」 男はそう答え、心配そうに聞いた。 「大丈夫。 助けてくれてありがとう」 亜弥がそう答えると男は安心したように言った。 「もうすぐ先生がくるから待ってて」 そう言うと同時に女の人が入ってきた。 白衣を着ているため、恐らく保健室の先生だろう。 「あら…もう目覚めたのね。 よかったわ」 先生は嬉しそうにそう言った。 「さっきから修司が落ち着かなくて」 先生が困ったようにそう言うと男は慌てて言った。 「べっ別にそんなこと…」 男はそう言うと、被っていたローブのフードを脱いだ。
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