~PROLOGUE~

2/5
3344人が本棚に入れています
本棚に追加
/342ページ
ドンッ! 鈍い音と共に、俺の身体が宙に舞う。 何時か映画で見たように、自分の身体がスローモーションで動いている様な感じがした。 映画やドラマだったらこんな時、「走馬灯が浮かんだ」とかいうような感じになるんだろうが、俺には何も感じることは無かった。 ……意識を失いそうになりながら想ったことは、ただ一つ。 ……あの子、無事だといいなぁ…。 そんなことを想っていると、俺は背中から地面に叩き付けられた。
/342ページ

最初のコメントを投稿しよう!