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超能力者
ついに読者の皆さんに伝えなければならないときがきてしまった
超超天才的である頭脳そして
超超天才的な運動能力
をもつ私の唯一の欠点といえるだろう
私は16のとき家に帰ると母親が何者かに殺害されていた
僕はただただ絶望した
あまりのショックにその場で立ち尽くす他なかった………
そして数分がたった後頭のなかで何が起きたかゆっくりと理解した
そして犯人を捕まえたいと強く願った
わたしは涙を流しながら
そっと母親の顔に触れた
あの優しかった頃の母親の暖かみは消え
氷のように冷たかった
あの料理、あの笑顔、あの声、大切なものを全て失ったような感じだった
少したつと頭になにか流れ込むような感覚にみまわれた
すると頭の中にいくつかの映像が浮かんだ
信じがたかったが母親の目線で事件の一部がみえた
流石に普通ではいられなかった
殺人というのがどれほど酷いか恐らくその場に
いなければ
わからないだろう
僕は額から手を離し
そして自分でも恐ろしいほど冷静に
その時みた映像を思い出し警察に証言した
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