さようなら日常

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『ただいま~』 あの一真の発言の後、皆で帰り道の会話を楽しんでいたが俺はひたすら一真に先程の怒りをぶつけていた 小柄なフェザー級日本王者のボクサーの必殺技で 「ぐはぁ!!?ちょっと・・・・・待て、デンプシー・・・・ロールは・・・・マズイって、ごはぁ!」 その後一真の容態を知るものは居なかった 後悔はしていない!! 「おかえり~」 玄関に辿り着いた俺と茜を迎えてくれたのは3児の母で我が家の長である優希 縁(ゆうき ゆかり) 我が母である縁殿は3児の親にも関わらず今だに20代の美貌を保っている ちなみに長男は俺、長女は今日は風邪で学校を休んだ碧姉、次女は茜である 「母さん、碧姉は?」 「もう熱も下がってるし明日から学校に行けるわ」 「そっかよかった」 「薫も心配性ね~」 「しょうがないよ。お母さん、兄さんが風邪ひかせた元凶だもん」 「ぐう」 その通りなだけに何も言い返せない 昨日もまた一真とやらかして生徒会とバトルした時、氷水を使った罠を設置していたのだがそれに碧姉がかかってしまったのだ
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