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「そういえば、何でここに翔さんが居るの?」
「ん、光がなかなか僕の所に来てくれないから、会いに来たんだ、そしたら教室から光の鳴き声がして、走ってきたよ」
「ごめん、でもありがとう」
「何が」
「心配してくれたんでしょう?」
「当たり前だよ!大好きな光が泣いてるんだから、心配するに決まってるよ!」
「だから、心配してくれてありがとう」
俺昔から、心配されたりするとすっごい嬉しいんだよな
誉められたり、頭撫でてもらったり、抱きしめてもらうと凄い安心するし、心が安らぐんだよな
「光、ありがとうなんて言わなくて良いんだよ、僕は光が大好きだから当たり前の事をしただけなんだから」
「でもね『嬉しかったり、人に何かをしてもらった時は、ありがとうって言うんだよ』って彼奴に言われたから」
「そっか、ちゃんと真っ直ぐな子に育ったんだね」
そう言って翔さんは俺の頭を撫でた
「エヘヘッ…翔さんと彼奴のお陰だよ」
翔さんはニコッと笑って
「そろそろチャイム鳴るから校庭に行きなさい」
「うんっ!またね」
翔さんに別れを告げて、海たちと一緒に校庭へと急いだ
翔さん優しく大好きなんだけど、趣味が悪いんだよな…
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