第5話

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「そういえば、何でここに翔さんが居るの?」 「ん、光がなかなか僕の所に来てくれないから、会いに来たんだ、そしたら教室から光の鳴き声がして、走ってきたよ」 「ごめん、でもありがとう」 「何が」 「心配してくれたんでしょう?」 「当たり前だよ!大好きな光が泣いてるんだから、心配するに決まってるよ!」 「だから、心配してくれてありがとう」 俺昔から、心配されたりするとすっごい嬉しいんだよな 誉められたり、頭撫でてもらったり、抱きしめてもらうと凄い安心するし、心が安らぐんだよな 「光、ありがとうなんて言わなくて良いんだよ、僕は光が大好きだから当たり前の事をしただけなんだから」 「でもね『嬉しかったり、人に何かをしてもらった時は、ありがとうって言うんだよ』って彼奴に言われたから」 「そっか、ちゃんと真っ直ぐな子に育ったんだね」 そう言って翔さんは俺の頭を撫でた 「エヘヘッ…翔さんと彼奴のお陰だよ」 翔さんはニコッと笑って 「そろそろチャイム鳴るから校庭に行きなさい」 「うんっ!またね」 翔さんに別れを告げて、海たちと一緒に校庭へと急いだ 翔さん優しく大好きなんだけど、趣味が悪いんだよな… .
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