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とある学校の昼休み。
一人の少女が、屋上に寝そべって青空を眺めていた。
目線の先、遥か上空を灰色の航空機――旅客機よりはだいぶ小柄だ――が飛んでいく。
(あれは……Fー22……。
そっか……厚木に配備したんだっけ……)
少女はぼんやりと考えながらF-22を見送る。
――キーンコーンカーンコーン……
唐突に響き渡るチャイム。
それを聞きながら少女はむくりと起き上がり、服を軽くはたいて、うーんと大きく伸びをして。
授業が始まったにも関わらず、そんなのんびりとしたペースのまま、少女はゆっくりと屋上を去っていった。
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