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プロローグ
1984年。8月。
アメリカのメキシコ州の田舎。
俺の名前はケイン・ウォッカー。年齢は17。
母さんと二人暮し。
村の小さなコンビニでアルバイトをしていた時に突然、母さんが倒れたと店にかかって来た。
俺は少し、ボロくなったバイクに跨がると急いで病院に向かった。
病院にたどり着き母さんのいる病室に駆け込むと母さんは終点の会わない目でただ、天井を見つめてぶつぶつと呟いていた。
脳震盪を起こしてるだけだろう、と医者に言われて今日は家に帰る事にしたがその日の夜に母さんに異変が起きたらしく病院に再び戻った。
母さんの腕や顔が赤黒い錆のような色になっている。
原因不明の奇病。母さんは街の病院に移されたがそこでも原因不明。
そのまま母さんの全身は赤黒い錆のような色に染まり、最後に黒いドロドロの血を吐いて亡くなった。
母さんが死ぬ間際に…「カリム」と叫んだ。
しばらくは母さんの死に歎いていて何もする気力が失くなっていたが「カリム」が気になった。
調べてみると古い失くなってしまった農村らしい。
俺は昔の地図を手に入れて母さんの奇病を突き止める為にバイクを飛ばして「カリム」に向かった。
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