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少女が手を手を振り上げた時に俺は奴に目掛けて鉄の棒を深く突き刺した。
グギャアアアア!
奴がもがいて入るのが分かる。奴のうめき声が消えると徐々に浮かび上がる大男の死体。
身体は母さんのように赤黒く…頭に布を被り、ボロボロで汚いオーバーオールを纏っていて…信じられないのが一つ…。
「なんだ…これは…?」
俺の前に現れた大男の死体が持っている物はちょうど少女の大きさぐらいあるハンマーだが、そのハンマーは肉の塊のように赤黒く艶っぽいヌメリがあり墓場にある松明の火がそのヌメリをゆらゆら照らす。
死んだ母さんより赤みが強くて黒く細い血管のようなやつが動いている。
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