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「なっ、ななななんでもないです!!」 「……じゃあ今は、そう言うことにしといてやる。……あ、凛。悪い、1つだけ聞いてもいいか?」 ドキドキと鳴り響いている心臓を、なんとか落ち着かせて、先輩の目を見る。 「もしかして、今も父親と暮らしてんのか……?」 「いえ。父は──…、私が中学生になった時に、自殺で亡くなりました………。父の方の祖母は、私を嫌っていたので、1人で暮らしてと言われて…。なので今は1人暮らしです」 「…そっか」 「はい…。あっ、でも!1人で暮らしてても、結衣子や理子達がよく来てくれているので寂しくないですっ。それに、1人暮らしは1人暮らしでも、自由だし、快適ですよ」 私の必死な説明を聞いて、にやりと先輩が笑う。 「へぇ…。1人暮らしなら、俺的には夜のこととか、色々と好都合だ」 「夜のこと……?」
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