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「……そうする為には俺も本気出さないとな」
小声でブツブツと考えている先輩の横で、さっきから何を言っているか分からない私は、首を傾げて先輩の独り言を聞いていた。
「あ……、わりぃ」
───待つこと数分。考え事が終わったのか、私の方に向き直る。
「いえ。何か考え事してたんですか?」
「考え事っちゃあ考え事……だな」
意味深に答える先輩に、私は頭の中にクエスチョンマークが沢山浮かんだ。
「1人暮らしって分かったことだし、俺…、毎日来れるな」
もう一度口角を上げて、にやりと笑う先輩。
「まままっ、毎日っ!?」
「そ、毎日。明日も明後日も明明後日も」
予想外な発言に、驚きすぎて体が固まった。先輩はそんな私の様子を見て、隣で笑っていた。
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