冒頭

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今僕の回りには様々な生がある 人間だけでなく虫や鳥や魚も 彼らは自分の人生(人ではないのだが)について少しでも考え感じそして死んでいくのだろうか 死後は市場で値段がつけられ捌かれる事を知るときが来るのであろうか 老いた果てに見えるものはあるのだろうか そこに恐ろしく深い境地が存在するのなら 広い大海原をこの一眼にすべて捉える雲があったなら ただそれのみを目指し水のように空高く舞い上がりたいと思う
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