203人が本棚に入れています
本棚に追加
「そぉか、辛かったな」
泣きそうなあっちゃんの頭を撫でてあげた。
「まぁそんな話ならなんぼでも聞いたるで?
ファンにとって笑顔で頑張ってるのは嬉しいコトやからな」
笑顔を向けるとあっちゃんは顔を赤くして俯いた。
「ありがとうございます!!」
目は泣いて赤くなっていたが表情には元気が出ていた。
「さて、明日も朝早いし早よ寝えや」
あっちゃんを立たせて部屋まで送りに行った。
「‥‥あの‥‥この事はみんなには内緒で?」
部屋の前まで来ると恥ずかしさからか顔を赤くして話かけてきた。
「分かっとる、じゃぁおやすみな」
「はい、おやすみなさい」
あっちゃんは部屋に入り、俺はまた階段まで戻って見張り始めた。
その後、淳子は部屋で優子の尋問を受けていたコトは俺は知らない。
最初のコメントを投稿しよう!