第三章 プライベート

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「そぉか、辛かったな」 泣きそうなあっちゃんの頭を撫でてあげた。 「まぁそんな話ならなんぼでも聞いたるで? ファンにとって笑顔で頑張ってるのは嬉しいコトやからな」 笑顔を向けるとあっちゃんは顔を赤くして俯いた。 「ありがとうございます!!」 目は泣いて赤くなっていたが表情には元気が出ていた。 「さて、明日も朝早いし早よ寝えや」 あっちゃんを立たせて部屋まで送りに行った。 「‥‥あの‥‥この事はみんなには内緒で?」 部屋の前まで来ると恥ずかしさからか顔を赤くして話かけてきた。 「分かっとる、じゃぁおやすみな」 「はい、おやすみなさい」 あっちゃんは部屋に入り、俺はまた階段まで戻って見張り始めた。 その後、淳子は部屋で優子の尋問を受けていたコトは俺は知らない。
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