第 章 記憶

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「オイ!!それホンマか!?質(たち)の悪い冗談やったら殺すからな!?」 『ホンマか冗談かは自分の目で確かめに来い!!病院は‥‥』 「クッソ!!」 親友の雄介【ユウスケ】からの電話を乱暴に切り、家を飛び出した「りゅう、雨ん中どこ行くの!?」とオカンの声も聞こえず。 ガレージに置いてあるバイクのエンジンを動かした。 「なんでそんな馬鹿なコトを!!」 雨が降りしきる中バイクを飛ばした。 「何でや」そのコトだけが頭の中をグルグル回っていた。 病院はいつも走っている道の先にある。 だから簡単に着くと思っていた。
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