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「コッチよ」
雛姉が建物の中に案内してくれた。
「頼んだ方が言うのは何だけど、今はガードマンのコトだけを考えて欲しいの‥‥」
歩きながら話しかけてくる雛姉の後ろ姿を黙って見ていた。
ある部屋の扉の前で雛姉が止まった。
「ココの中にジャンバーが置いてあるから着てきて」
返事をせず、頷き部屋に入った。
「ふぅー」
落ち着くために一呼吸した。
「‥‥なんか甘い香‥‥りぃ!!」
下を向いていたが気を引き締めて顔を上げると『KAREN』のみんなが着替えていた。
みんなは俺が入ったコトで固まっていたが俺の声を聞くと我に返り「キャー」と叫んでいた。
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