第四章 イベント後編

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急いで外に出ると雛姉がお腹を抱えて笑っていた。 「‥‥雛姉さん?どぉゆうコトですか?」 雛姉は俺の質問に答えず笑っている。 「‥‥雛姉さん?」 「アンタがちゃんと見ないで入るからでしょ?」 扉の「『KAREN』様控え室」の貼り紙を指した。 「わかってたんなら、教えてや」 「アンタがいつまでも考え事してるからでしょ?」 俺の額をつつき「あ~おもしろ」と俺に背中を向け手招きした。 雛姉について行くと今度こそ扉に「警備員控え室」と書かれた貼り紙がしてあった。 「ハイ、上着着てきてね。コレロッカーの鍵だから」 と32番のナンバープレートが付いている鍵を渡された。 「ハイよ」 軽く返事をして部屋に入った。
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