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「じゃぁ!!ステージの一番前のフェンスのとこね!!」
雛姉が何か話しているが‥‥
「あんだって!?」
雛姉に向け手を耳に当て聞こえないってジェスチャーすると
「だから!!T形のステージの一番前のフェンスで警備してって!!」
耳を引っ張り息がかかるところまで近づき大きな声で喋るから『キーン』となった。
ステージはファッションショーが出来るよぉな形をしていた。
その正面に立つことになった。
「なる、なる、りょー」
雛姉に背中を見せて手を上げて返事をした。
そのままステージの前のフェンスに行った。
そこにはフェンスを乗り越えそうな程興奮しているいかにも熱狂的なファンがいた。
「はい、ちょっと手どけてや」
「えっ!?でも‥‥」
「コレ見える?連れ出すで?」
上着に書いてある『警備員』の文字を見せたら
「はい、すいません」
と素直に下がってくれた。
ファンを中に戻し、そこのフェンスに寄りかかった。
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