203人が本棚に入れています
本棚に追加
「はいはいフェンスん中に戻ってねぇ」
雛姉に騒ぎを起こすなって言われて穏便に済まそうとした。
それに『KAREN』の邪魔をしたくないしね。
「んなコトよりお前が邪魔で中に入れんだろが!!」
頭を引っ張り退けようとした。
その時『KAREN』の歌が終わり、フリートークが始まった。
「あっちゃん~!!」
俺の髪を掴んでいるファンが耳元で叫んだ。
「‥‥るせ」
「あぁ!?」
俺が耳を塞ぎ呟いたコトを大声で聞き返してきた。
「ぅるっせぇったんだよ!!」
バン!!
さすがに我慢の限界でブラブラさしている左手を掴み一本背負いをした。
最初のコメントを投稿しよう!