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「それでは、観月 マリアさんの編入を認めます」
「ありがとうございます、理事長」
「…ちょっと待て」
「何かな?マリア」
「さすがに理事長の前だから大人しく聞いてたけどよ…」
その爽やかな笑顔をマジでボコボコにするぞこの腐れヤロー!!!
なんで…なんでこの俺の名前が…
「マリアなんて可愛らしい名前なんだよ?!!!」
「バレないために偽名を使ったんだ。仕方ないだろう?」
「うるせぇ!黙れ!!!こンの変態ロメオ!!!」
あ…地雷踏んだ…
お兄様の額に青筋が浮かんでらっしゃる…
「マリア…?お行儀よぉくしなさいと約束したでしょう?」
「うるせぇ!俺を脅すな!!!俺に指図すんな!!!このヒヨッコが!!!」
「ま、まぁまぁ落ち着いてください。貴女の素性を隠す為なんですから…」
怒り爆発寸前の俺に理事長は焦り苦笑いしながら宥めようとしてきた。
「…わかったよ、理事長に免じてココは大人しく引き下がってやるよ」
チラッと腕時計を見れば時刻は昼の12時。
「ヤッベ!レコーディングの時間じゃねぇか!!!おい剣!急げ!!!」
「理事長、また後ほど伺わせていただきます」
「わかりました、マリアさん、明日からよろしくお願いします」
「あぁ…ってゆっくりしてらんねぇ!!!」
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