二日目の朝

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目が覚めると、目の前に笑っているが強烈な威圧感を出している佳織さんがいたので、意識がまたとびかけた。 「隆之?お話がありますのでそろそろ起きてくださいね?」 「は…はひ…」 佳織と蓮が治してくれたのか、痛むところは一切ない。 とにかく起き上がる。 辺りを見回すと、横には蓮がいた。 正座してシュンとしている。 それにならって俺も正座する。 佳織さんの後ろで、水樹が涙目になっていて、詩織がそれを宥めている。 「蓮、隆之。どうして私が怒ってるのか、分かります?」 「「…はい」」 「……全く、なぜそんなに阿呆なんでしょうねぇ…? 水樹ちゃんに心配かけて、恥ずかしいと思いません?」 「「ご…ごめんなさい……」」
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