二日目の朝

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傍まで寄ると… 「…う…ぅ…」 と詩織の呻き声が聞こえた。 良かった…。 生きていた。 しかし、安心するのはまだ早い。 何処からか攻撃が仕掛けられたと言うことは、俺達も危険にさらされているのだ。 「蓮、西塚さん。詩織を守るように外を向いて回りを囲もう。 何処から攻撃が来たのか、分かったら声を出すなり合図をするなりで教えて欲しい。 佳織は詩織の治療をお願い」 「分かりました」 「分かった」 「…うん」 俺は時間を止められるので、攻撃が見えたら相手の位置の特定、攻撃の防御が同時に出来る。 もし、それが銃だったら…。 …そうでないことを祈るしかないだろう。
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