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傍まで寄ると…
「…う…ぅ…」
と詩織の呻き声が聞こえた。
良かった…。
生きていた。
しかし、安心するのはまだ早い。
何処からか攻撃が仕掛けられたと言うことは、俺達も危険にさらされているのだ。
「蓮、西塚さん。詩織を守るように外を向いて回りを囲もう。
何処から攻撃が来たのか、分かったら声を出すなり合図をするなりで教えて欲しい。
佳織は詩織の治療をお願い」
「分かりました」
「分かった」
「…うん」
俺は時間を止められるので、攻撃が見えたら相手の位置の特定、攻撃の防御が同時に出来る。
もし、それが銃だったら…。
…そうでないことを祈るしかないだろう。
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